8月15日(日)オンラインにて第233回例会が開催されました。
各地で記録的な大雨が続く週末でしたが、13名の会員がオンラインで元気な顔を見せ合い、2名のゲストも参加され、楽しく充実した例会となりました。
■ 今日の言葉(古い)
例会の最初に、メンバーの一人が「今日の言葉」を発表します。
話し手はスピーチの中で、「今日の言葉」を努力して使うことで実践的な語彙力アップを図ります。
今日の言葉は「古い」でした。簡単な言葉のようで改めて意味を考えてみるよい機会になりました。長い年月が経過していること、あるいは昔の出来事であることなどの意味がありますが、「長い年月が経過していること」という意味合いで使われているメンバーが多かったように思います。
■ 準備スピーチの部
トーストマスターズでは、PATHWAYSと呼ばれる教育カリキュラムに沿って、例会でスピーチ・プレゼンテーションを行います。カリキュラムは自分のペースで進めることができ、スピーチでは、ユーモアの使い方や、ジェスチャー、アイコンタクト、スピーチの構成やデリバリーの仕方について学ぶことができます。
- 準備スピーチ1:Lさん「独断リサーチ!城巡りしたい人のため、私の推し城5選!」
お城好きのLさんが全国各地の数あるお城の中から「推し城5選」を紹介してくださいました。会津若松城、犬山城、松本城、姫路城、そして熊本城。それぞれに歴史や建造物としての特色がありますが、Lさんにとって熊本城は漆黒の城壁の美しさなどから永遠の1位だそうです。私も熊本城に行ってみたくなりました。
- 準備スピーチ2:Sさん「おかんと私とときどきオトン」
Sさんのスピーチプロジェクトは自分の好むコミュニケーションスタイルを認識するというものでした。幼児期の経験やご自身を取り巻く生活環境などが紹介されました。物怖じしないちょっぴり図々しい性格はお母様譲り、一方で少し引っ込み思案なところもありそれは無口なお父様譲り。トーストマスターズのコミュニケーション診断では「主導的」と診断されたSさんですが、コミュニケーションスタイルは環境によって変化するもの、しかし根本的な性格というのは「おかんとわたしときどきオトン」の3種のバランスで成り立っており、これからもその3つの要素を大切にして成長していきたいという結論を述べられていました。
- 準備スピーチ3:Mさん「お家で仕事できていますか?」
コロナウイルス感染症の影響で昨年以来在宅勤務を継続されているMさんが、在宅勤務のメリットとデメリットを紹介してくださいました。デメリットとして、勤務環境が整っていない、集中しづらいという2点をあげられ、より生産性を上げるために、外付けディスプレイや椅子などのハード面でこだわったほうが良いポイントと、同時に規則正しい生活を送ることやモチベーション維持のために目標を設定することなどの方策を紹介してくださいました。私も在宅勤務をしているので、特に規則正しい生活をするなどすぐにできることはぜひ取り組んでみたいと思いました。
■ テーブルトピックスの部(トピック:東京オリンピック)
テーブルトピックスとは即興スピーチです。テーブルトピックマスターがスピーチのお題を出し、スピーカーを指名します。スピーカーは与えられたお題に対してその場でスピーチを組み立て、2分間で披露します。
お題:
- オリンピックでは競技後のインタビューで感謝の言葉を述べる選手が多くいました。
「あなたが今日、感謝を伝えたい人は誰ですか?」
- インタビューでは3年後のパリオリンピックへの意気込みを話す選手もいました。
「あなたは3年後どんな自分になっていたいですか?」
- 『〇〇さん、金メダル受賞おめでとうございます!』「あなたは何に対して金メダルを受賞されたのでしょうか?」
■ 論評の部
論評の部では、あらかじめ決められた論評者が準備スピーチ内容の良かった点や改善点を述べ、話し手を励ましてスピーチの改善を促すものです。論評者には、スピーチを注意深く聞き、短時間に良かった点や改善点をまとめる能力が求められます。たとえ、論評者でなくても、論評者になったつもりでスピーチを聞くことは、良いスピーカーになるための、非常によいトレーニングになります。
■ 授賞式
例会出席者全員の投票によって、「準備スピーチ」「テーブルトピックス」「論評」各セッションで最も素晴らしかったスピーカーを選び表彰しました。皆さんおめでとうございます!