第235回日本語例会(2021/09/19)

日本語例会(Japanese)

少しづつ秋の気配を感じるようになった今日この頃、今回もオンラインで例会を行いました。緊急事態宣言がまだ続いており会場に集まることはできませんが、4人のスピーカーが素晴らしいスピーチを行ってくれました。

■  準備スピーチの部

準備スピーチとは、トーストマスターズのガイドに書かれたプロジェクトに従って
自分の目標を立て決められた時間内で行うスピーチのことです。


4人のスピーカーがスピーチしてくれました

  • かけがえのない出会い
  • アナログ機器の楽しみ
  • 私の半生とこれから
  • パン屋さんのパン

まずは、会長のAさん。相変わらずの滑らかな話し方で安定感のあるスピーチをされました。「誰」との「かけがえのない出会い」だったのか、スピーチの中盤まで明かさず、話をすすめる手法は聴き手の興味を引く巧妙なものでした。

そして、前会長のBさん、実家にあるレコードプレイヤーのお話をしてくれました。今は誰も住んでいない実家に行き、家の空気を入れ替える間にレコードプレイヤーで音楽を聴くというBさん。その情景が目に浮かびました。

次は、教育担当のCさん。Cさんはこれまでの自身の人生の浮き沈みを表したグラフをオンラインの画面に表示しました。とてもインパクトのある手法で興味を持ちながらスピーチを聞くことができました。いいことも、つらいこともあるのは誰でも同じなんですね。

最後は、府中TMCの語り部Tさん。プロフェッショナルな雰囲気の、いつもの語り口でわたしたちを楽しませてくれました。何気ない日常のひとコマを盛り上げて話す技術はエンターティナーのようです。

■    テーブルトピックスの部

テーブルトピックスとは、与えられたお題に対してその場でスピーチを組み立て2分間で披露するスピーチのことです。

今回はCさんが「架空の本を紹介する」という変わったテーマでお題を出してくれました。Cさんが出題する「架空の本のタイトル」を聞いて、その内容を皆に紹介するというものです。「注文の多いトイレの花子さん」「顔に出やすい交渉人」というお題が出ました。いかにもありそうなタイトルですね。解答者のふたりも見事にそれらしい紹介をしてくれました。

■  論評の部

続いては論評の部です。これは、ある程度場数を踏んで慣れてきてから、トライするのが良いようです。準備スピーチに対して、スピーチのよい点と改善点を決められた時間内に指摘をします。

■ その他の役割

プレゼン力だけでなく、リーダーシップも身に付ける意味からも全員で以下の役割を分担して行っています。

・全体の進行役

・今日の言葉係

・計時係

・集計係

・文法係

・えーとカウンター係

■   授賞式

この日、各セッションで最も素晴らしかったスピーカーを表彰しました。皆さんおめでとうございます!