第237回日本語例会(2021/10/17)

日本語例会(Japanese)

前日までの涼しさを一気に通り越して、肌寒いという表現がぴったりの10月の日曜日の朝、クラブ例会がオンラインで行われました。

今回は、府中クラブ恒例の「ハロウィン例会」。みなさんが思い思いの仮装をして例会に参加されました。初参加ゲストも2名いらっしゃり、おおいに盛り上がりました!

■ 準備スピーチの部

「準備スピーチ」は、トーストマスターズ の学習カリキュラム“Pathways“のプロジェクトにそって時間内に発表するスピーチです。

今回は3人のメンバーがスピーチをしました。

 

お一人目のスピーカーは、ベテランのSさん。スピーチタイトルは『押す力、引く力』。

ご自身が「アラフィフ」で専業主婦から再就職されたときの体験をスピーチにしてくださいました。

タイプの違う2人の先輩のリーダーシップスタイルを通して、リーダーシップの形にも様々なタイプがあるのだと気づいた、というスピーチでした。

 

お二人目のスピーカーは、最近入会されたばかり、とても勉強熱心なTさん。スピーチタイトルは『Friends』。

お勤め先帰りに、ひょんなことから警察に職務質問されてしまった!というショッキングな体験をとおして、ご自分にとっての「親友」が大きな役目を果たした、というスピーチでした。

「親友」の意味をとても考えさせられるスピーチでした。

 

三人目のスピーカーは台湾出身、中国語はもちろん、日本語も英語もペラペラのLさん。スピーチタイトルは『リーダーの理想像』。

日本の企業に就職して、他の国の上司とは異なる日本の上司について気づきがあった、というスピーチでした。

日本人の上司は「尊敬を求めてくるので少し驚いた」という感想をお持ちでした。なるほど、おっしゃる通りかも知れません!

■ 各役割について

例会ではメンバーがさまざまな役割を担当します。

ブログ筆者の私は今回「文法係」という役割を担当しました。例会中にメンバーのみなさんが使った良い言葉や改善したい言葉を拾い上げて報告して、正しい日本語を使えるようになるのをお手伝いします。

たくさんの良いことばがあった中で一つ発見だったことばは「そつなくこなす」です。

実はこのことばには正しい漢字がないというのをご存知でしたか?「卒無く」は当て字だそうです。同じ意味で「如才(じょさい)ない=相手の気持ち、立場などを敏感に察し相手に好感を抱かせる対応が出来る様子」、少し難しいですが、積極的に使っていきたい素敵な日本語だと思いました。

■ テーブルトピックスの部

テーブルトピックスは“即興スピーチ”です。テーブルトピックマスターがお題を出し、指名された方は1〜2分以内でスピーチ組み立てて発表します。

 

今日のテーブルトピックスマスターは前期会長のSさん。遠方に転居されても積極的にクラブのためにオンラインで参加してくださっています。とてもありがたいことです。

今日のお題:

  1. 「パスタ」と「ピザ」ではどちらが好きですか?
  2. 「うどん」と「そば」ではどちらが好きですか?
  3. 「赤ワイン」と「白ワイン」ではどちらが好きですか?

初参加のゲストの2名にも答えられて、かつ楽しく聴けるようなお題を工夫されているのがわかりました。とても盛り上がりましたね!

■ 論評の部

トーストマスターズ クラブの最大の特徴で、各役割とスピーチに必ず“論評”があります。

トーストマスターズ クラブには“先生”はいません。メンバーの誰もがお互いのスピーチを論評し合い、成長することができます。短時間でスピーカーの良いところ、改善したほうがいいところを見つけて3分の論評スピーチを行います。

この技術の獲得には少し練習がいりますが、例会に出席し続けているうちにだんだんとできるようになります。

今日も3名の素晴らしい論評が聴けました。

■ 表彰

例会出席された全員の投票によって、毎回「最優秀テーブルトピックススピーチ賞」「最優秀論評者賞」「最優秀スピーチ賞」を表彰しています。

受賞されたみなさん、おめでとうございます!