第241回日本語例会(2021/12/19)

日本語例会(Japanese)

2021年12月19日、今年最後の例会となる、第241回府中トーストマスターズクラブ例会が開かれました。現在当クラブでは、メンバーが会場に集まるのと並行して、Zoomでオンライン参加もできるハイブリッド例会を行っています。今回は元クラブ会員のゲストが1名オンライン参加、メンバー外のゲストが2名会場参加してくださいました。

また例会前には、府中クラブの新会員となったIさんの入会式を行いました。もともと人前で話すのが苦手だったというIさんですが、例会見学でクラブの雰囲気を見て入会を決めてくださったそうです。当クラブでは、話すことに自信がないという方、英語力に不安があるという方でももちろんウェルカムです!是非楽しみながら一緒にがんばりましょう。

■ 今日の言葉(地味)

話し手はスピーチの中で、「今日の言葉」を取り入れることで、実践的な語彙力アップを図ります。本日の言葉は、メンバーのTさんから発表した「地味」でした。派手でない、飾り気がないというだけでなく、最近では「地味に好き」「地味にうまい」等、プラスの表現でも使われています。みなさん、スピーチ等に上手に取り入れて使っていました。

■ 準備スピーチの部

準備スピーチは「トーストマスターズ本部」によって編集されたスピーチマニュアルに従って実施されます。話し手はマニュアルの目的、たとえば「論理的なスピーチ」や「効果的な話し方」を意識してスピーチします。マニュアルにはそのための具体的なアドバイスも丁寧に記載されています。目的を段階的に達成することでスピーチ力が向上していきます。

Sさん タイトル: 伝え方が9割

内容 「異なった種類の交渉、ならびに交渉時に使用できる戦略について学ぶ」というプロジェクトでした。

交渉というと難しい局面を想像しますが、Sさんは落語「まんじゅう怖い」を引用したり、クラブでの論評についての例を挙げる等、身近に感じられる内容となっていました。言葉の伝え方次第で相手の気持ちを動かすということを改めて考えさせられるスピーチでした。

Yさん タイトル:リストラされたら挑戦する再就職面接

内容 「面接・インタビューで自分自身をうまく伝えるために必要なスキルを練習する」というプロジェクトでした。Yさんは再就職の面接に挑む役、またメンバーDさんが面接官役となり、実際に面接を行うというユニークなスピーチとなりました。お二人とも役になりきり、まるで本物の面接風景を見るような緊迫した掛け合いがお見事でした!

Fさん タイトル:エリア22スピーチコンテストに向けて

内容 現クラブ会長のFさんより、次のエリアコンテストで当クラブがホストクラブになる旨のスピーチでした。本来は別のクラブがホストを務めるはずだったところ、府中クラブで引き受けることになった経緯について、実際にそのクラブへ足を運んで様子を見にいったという話には、会長としての責任感を感じました。また、府中クラブならできる!という説得力、メンバーへの鼓舞する力を感じるスピーチでした。

■ テーブルトピックスの部

テーブルトピックスとは即興スピーチです。テーブルトピックス担当者がスピーチのお題を出し、話し手を指名します。話し手は与えられたお題に対してその場でスピーチを組み立て2分間で披露します。本スピーチを通して速攻反応力が磨かれます。

テーブルトピックマスターのTさんからは、一枚の写真が提示され、それについて説明をするというお題が出されました。例えば、皆で空を見上げて手を上げている写真、柱の上に人が横にならんで座っている写真、数人が間をあけて立って前を向いている写真等でした。即興力、発想力の問われるテーブルトピックスでしたが、ゲストの方も含め、みなさん見事に答えていました!

■ 論評の部

論評の部では、それぞれの論評者が準備スピーチについてフィードバックを行います。論評者は、スピーチを熱心に聞き、短い時間の中で良かった点や改善点をまとめ、制限時間内に述べていく必要があります。論評はスピーカーに対して、スピーチの印象を客観的に伝えるとともに、スピーカーを励ましてモチベーションを奮起させることができます。本日の3名の論評者の方も、それぞれのスピーチについて的確な論評を行っていました。

■ 表彰

例会出席者全員の投票によって、「テーブルトピックス」「論評」「準備スピーチ」各セッションで最も素晴らしかったスピーカーを選び表彰しました。皆さんおめでとうございます!