第265回日本語例会(2022/12/18)

日本語例会(Japanese)

■第265回 日本語例会(2022年12月18日)

毎月第3日曜に行われる日本語例会ですが、本日は今年最後の締め括りとして特別に論評
のワークショップを、クリスマス前の賑わいのなか行いました。
本日の例会も府中プラッツ会場とZoom参加のハイブリッド形式で行われました。

■論評ワークショップ

先生がいないトーストマスターズでは会員の準備スピーチに対して、別の会員が役割とし
て論評を行います。従って全員が論評の技術を高めることが、お互いのスピーチの向上の
ためにとても大切です。
ワークショップの前半はTさんのレクチャーで論評のやり方について学び、後半で Nさん
のテストスピーチを聴いて各グループで論評を組み立て、代表者が論評を行いました。

■レクチャー「論評への苦手意識をなくしましょう!」

論評はスピーチを聴いてその場でよい点、改善点を見つけ、短時間でスピーチとして仕立
ててスピーカーが勇気づけられるような発表をします。
苦手意識のある方が多い中、論評をやってみたいと思ってもらうことが今日のゴールとし
て、分かり易く説明して下さいました。
論評とは建設的な批評の技術で、最大限に訓練する必要があり、会員が果たすべき役割の
一つとして改めて認識しました。論評を受けることでスピーカーが聴いてもらえたと実感
でき、よい点改善点を次のスピーチで克服することができ、また論評者にとっても自信を
高めることができます。
実際にTさんがどのように論評を行っているのか、その準備やスピーチ中に聴きとる内容
論評スピーチとしての組み立ての方法を丁寧に教えて頂き、スピーチを聴いた後すぐの論
評が自分でもできるイメージがつきました。

■テストスピーチ「メンタリングとは」

Nさんがテストスピーチとしてトーストマスターズのメンタリングをテーマに発表して下
さいました。メンタリングとは何か、ご自身の経験を織り交ぜながら話して頂くことで、
自分の身の回りでもよくあるあると共感でき、ユーモアのあるスピーチでした。
Tさんの紹介して下さった方法を利用して、順番に聴くポイントを確認しながら聴くと話
を聴きとりながら書いても聞き落とすことも少なく前準備の効果を実感しました。

■各グループの意見交換と代表者による論評

各グループに分かれてテストスピーチに対して論評を持ち寄って話しました。自分でも気
づいていなかった視点でのコメントが数々あり、聴きとり方は千差万別だと感じました。
論評ではよかった点や目標に対しての観点からのコメントはもちろん、改善したらもっと
よくなる点の伝え方がとても参考になりました。

■総合論評

Mさんによる総合論評ではコンテストの論評と普段の論評との違いを説明して頂き、サマ
リーにももう一言入れるのは効果があるのではないかというお話がありました。何よりテ
ストスピーチを受けて下さったNさんへの感謝と、次にもスピーチをしたいと思ってもら
えるような勇気を与えるのが論評の大切な役割であるとお伝え頂きました。

今回の論評に特化したワークショップでは、論評のやり方が分かり、次はやってみようと
いう気になれたのではないかと思います。練習を重ねてお互いに良いフードックがで
きるとよいですね