第269回日本語例会(2023/2/19)

日本語例会(Japanese)

■第269回 日本語例会(2023年2月19日)

九州・四国で春一番が観測されるなか、府中は温かく穏やか日和で日本語例会が実施されました。本日も府中プラッツの会場、Zoom両方でゲストが4名も来られるなど、賑やかな例会になりました。本日のTMODはMさん、TMODは2回目の挑戦でしたが、落ち着いた感じで会が進行されていきました。

■今日の言葉「ストーリー」

Sさんの準備スピーチのテーマにちなんで、本日は「ストーリー」という言葉を選んでくれました。ストーリーテラー、ストーリー性など使いやすい言葉で、ストーリーはスピーチの魅力を深めるために必要な要素です。多くの人がスピーチの中で使える言葉でした。

■準備スピーチの部

準備スピーチとは、トーストマスターズのパスウェイと呼ばれるガイドランに沿って、各人が進めていくプロジェクトで設定される目標を達成していくためのスピーチです。準備スピーチでは、決められた目標に挑戦し、自分のスピーチを磨いていくことができます。

 

本日1人目は、Tさん。パスウェイはモチベーション戦略、スピーチタイトルは「それでもいいじゃないか」でした。自分が一番気にしているようなネガティブな部分について、それって他人からすれば何ら気になるところではないのではないか。それでも良いのではないかと自分で自分を認めることの大切さに気づかせてくれるスピーチでした。

 

2人目は、Sさん。パスウェイは人を引き付けるユーモア、スピーチタイトルは「ナイスガイ」でした。冒頭から歌謡曲を歌われ、意外性のある導入でした。ご自身の仕事時代の内容を、具体的な小物を使いながら分かりやすくスピーチされ、職場時代に面接をした派遣社員の方がその後に紅白歌合戦に出場するような歌手になっていたという意外性のあるストーリーをスピーチでした。

 

3人目は、Kさん。パスウェイはプレゼンテーションマスタリー、スピーチタイトルは「自分と仕事(海運)」でした。長年、海運の業界で培われたことを、紹介してくれました。昨今のコンテナ船は巨大化の傾向にあり、全長365mクラスであり、そのコンテナ数は6600個にも及ぶなど、海運物資は普段私たちの生活を支えてくれているものの、聞きなれない分野の話で興味深いスピーチでした。

■テーブルトピックスの部

テーブルトピックの部は、即興で出されるお題に対して、その場でスピーチを組み立て、1分から2分程度の長さでスピーチをするセッションです。

テーブルトピックマスターのNさんは、「雪は好きですか」「フィンランドのオーロラがみたいですか、それともカリブ海のサンゴが見たいですか」「ウインタースポーツをやりますか」と話をしやすいお題を作成してくれました。

■論評の部

論評の部では、事前にアサインされた論評者が各準備スピーチの内容について、パスウェイの目標に照らし、良かった点や改善点を延べ、準備スピーチを論評していきます。トーストマスターズクラブにはいわゆる「先生」はいません。会員相互に良かった点を褒め、スピーチの改善を促していきました。一人目のTさんは、担当した準備スピーチのスピーカーが普段気にされている時間管理について、今回のスピーチで改善されていたことに言及されるなど、的確な論評をされていました。2人目のMさんは初めての論評にも関わず、Sさんのスピーチの内容に寄り添った共感をもてる論評をしていました。3人目のYさん。トーストマスターズのパスウェイの進め方について言及し、分かりやすい論評をしてくれました。

 

■授賞式

例会出席者の投票により、それぞれの部でベストスピーカーが選ばれ、受賞をお祝いしました。