第231回日本語例会(2021/07/18)

日本語例会(Japanese)

2021年7月18日 第231回府中トーストマスターズクラブ例会が開かれました。今年は海の日が変更となりました。「海を渡ったサムライ魂」のジョン万次郎が初めてアメリカ大陸に足を踏み入れたことについて教えてくれた会長の挨拶からスタート。神奈川TMCのメンバとノンTMCの2人のゲストを迎えZOOMオンライン例会となりました。

■  今日の言葉(希望と勇気を持って)

例会の最初に、メンバーの1人が「今日の言葉」を発表します。

話し手はスピーチの中で、「今日の言葉」を取り入れることで、実践的な語彙力アップを図ります。本日の言葉は「希望と勇気を持って」でした。長めの言葉でしたが、皆さん上手に使っていました。

■  準備スピーチの部

準備スピーチは「トーストマスターズ本部」によって編集されたスピーチマニュアルに従って実施されます。話し手はマニュアルの目的、たとえば「論理的なスピーチ」や「効果的な話し方」を意識してスピーチします。マニュアルにはそのための具体的なアドバイスも丁寧に記載されています。目的を段階的に達成することでスピーチ力が向上していきます。

ゲストのSさん タイトル:「 誰がために」

内容 11/13(土)に論評コンテストをするという提案を作成し発表するスピーチでした。

論評についてよくわかっていない、何のために論評をするのか?という疑問から論評の論評をするという論評コンテストを企画しました。TOASMASTERSの例会にて重要性の高い役割である論評を選択し、裏付けとなる証拠や実際的な解決策を示して主張を展開 するというこのプロジェクトの目標を達成したスピーチでした。  論評コンテストの具体的な流れをpptで作成し、府中のメンバーの名前まで入れ、よく準備された資料の紹介。次に王様から信用を得た中国の賢者と愚か者の話、経営している飲食店のレビューを読んでムッとした経験など具体例をあげていてとてもわかりやすいスピーチでした。

Sさん タイトル:「THE OLD MAN AND THE SEA」

内容:7/12はヘミングウェイがシカゴの小さな町で生まれた日なのだそうです。45年前に叔父が高校の入学祝いにプレゼントしてくれた『老人と海』。ライオンの夢を見ていた、この英訳は、The old man was dreaming on lions.ではなく、The old man was dreaming about the lions.と”about the lions” とのフレーズがずっと気になっていたそうです。主人公の老人が小舟で漁に出たときに5mもの巨大なメカジキと戦い、そのメカジキはサメに食われてしまう。その英文5ページを紹介してくれました。老人のあきらめない精神から勇気と希望を与えられたというスピーチでした。

Fさん タイトル:「ヘルシーディナープロジェクト」

ダイエットは終わりのないテーマである、とポッチャリとしたおデブさんのご主人の減量3kgプロジェクトがスタートしました。現状把握をして食生活を見直し、『内臓脂肪を減らす食べ方』を読み、ノウハウを習得、問題行動の洗い出し、行動計画をびっちりノートにまとめていました。こんな奥様と結婚できて、なんと幸せなご主人でしょう。ダイエット成功後のスピーチが楽しみです。

■    テーブルトピック

テーブルトピックスとは即興スピーチです。テーブルトピックス担当者がスピーチのお題を出し、話し手を指名します。話し手は与えられたお題に対してその場でスピーチを組み立て2分間で披露します。本スピーチを通して速攻反応力が磨かれます。

テーブルトピックマスターは、Tさん

お題

1 夏と言えば、夏と聞いて思い浮かぶことは何ですか?思い出に残っている曲は? Oさん

2 今年の夏の予定は立てましたか? やりたいことを教えてください。 ゲストTさん

3 印象に残っている夏の思い出はなんですか? Lさん

■  論評

評論の部では、あらかじめ決められた評論者が準備スピーチ内容の良かった点や改善点を述べ、話し手を励ましてスピーチの改善を促すものです。評論者には、スピーチを注意深く聞き、短時間に良かった点や改善点をまとめる能力が求められます。たとえ、評論者でなくても、評論者になったつもりでスピーチを聞くことは、良いスピーカーになるための、非常によいトレーニングになります。

今日の総合論評はKさん

論評者は、Mさん、Sさん、Tさんでした。

■   授賞式

残念ながら「準備スピーチ」は3名全員が時間オーバーのため、全員投票外。

例会出席者全員の投票によって「テーブルトピックス」「評論」で最も素晴らしかったスピーカーを選び表彰しました。Lさん、Sさんおめでとうございます!